心房細動にはワルファリンは必須?
心房細動・狭心症・心筋梗塞・心不全 - 2010年06月26日 (土)
高齢化とともに心房細動は増加しています。
心房細動は脈拍の間隔がバラバラになり頻繁んに脈をうつ不整脈です。高齢者で治療を要する不整脈として最もよく見られるものです。
心房細動の自覚症状は動悸ですが、発作性心房細動と慢性の持続性心房細動があります。
どちらも脳梗塞などの心原性由来の脳塞栓を引き起こす原因となるので注意が必要です。
脳梗塞の原因の1/3を心房細動が占めると言われているぐらいです。
心房細動では心房部分が小刻みに震えるためそこで血流がよどみ、血のかたまりができやすくなります。
血のかたまりは血液の流れに乗って脳の血管につまり、脳塞栓による脳梗塞になります。
心房細動による脳梗塞は動脈硬化による脳梗塞よりも梗塞の範囲が大きく、重症になりやすいといわれています。また何度も脳梗塞を繰り返すことが特徴ですのでしっかりした治療と再予防が必要です。
心臓弁膜症や心不全を起こす心疾患があると心房細動になりやすいと言われています。
また、虚血性心疾患や心筋症、高血圧などに合併することもあります。
発作性心房細動は、飲酒、睡眠不足、激しい運動、肥満、過労、ストレス、暴飲暴食、低カリウム血症などが引き金になると言われています。
慢性化した心房細動はほとんど元に戻りません。
脈拍数が多い場合は、それ自体で心不全になりますので、心拍数をコントロールする薬が使われます。
心拍数コントロールのために「ジギタリス」や「β遮断薬」を使い、動脈塞栓予防のために「抗凝固薬」や「抗血小板薬」を使います。
心房細動があって、脳梗塞になりやすいと判断された人は予防のための薬ワルファリン(商品名:ワーファリン)を飲み続けることになります。
脳梗塞になりやすい心房細動の患者さんとは、「脳梗塞を起こしたことがある人」、「心不全」、「弁膜症」、「肥大型または拡張型心筋症」、「ペースメーカー植え込み」、「虚血性心疾患」、「高血圧」、「糖尿病」などを合併した人たちになります。なお、年齢も動脈塞栓の危険性に影響する大きなファクターです。
ワルファリン療法は、脳出血などの出血性合併症、定期的な血液検査が必要なことなどから管理が面倒なことにより、特に非医師はいまだに消極的です。
しかし、現在では、心房細動の動脈塞栓の予防にはワルファリン療法が世界の標準となっています。
ワルファリン療法は、「きちんと管理すれば副作用の危険性よりは、恩恵のほうがずっと大きい」と考えられます。ただし、あくまでもきちんと管理できることが条件です。
ワルファリンの適量は、食事の種類や量、体質などによっても変化するので、定期的に血液検査(PT-INRまたはトロンボテスト(%))を1か月に1回ぐらいの頻度で受けなければなりません。
また、ビタミンKを多量に含む納豆、クロレラ、青汁などの食品はワルファリンの効果をなくしてしまうので、摂取しないように指導されます。
一方、ホウレンソウやブロッコリーなどの緑物野菜もビタミンKを含みますが、普通に食べる回数・量ではほとんど問題になりませんが、多く食べすぎないことが大事です。
きちんと食事管理すれば、脳塞栓症も決して怖くない病気なのです。また、多くの消炎鎮痛剤をはじめ抗生
物質、抗がん剤などの治療薬が併用によりワルファリンと相互作用を起こすてワルファリンの作用が減弱したり増強されたりしますので併用薬には注意が必要です。サプリメントでも相互作用を起こします。
ワルファリン服用されている場合は医師、薬剤師にはワルファリンを飲んでいることを必ずお伝えすることが大事になります。
→→トップページ
サプリメントとの相互作用と安全性情報については姉妹サイトの
→「予防としてのナチュラルメディスン(メディカルハーブ&サプリ)の世界」を必ず参照されてからお使いください。
心房細動は脈拍の間隔がバラバラになり頻繁んに脈をうつ不整脈です。高齢者で治療を要する不整脈として最もよく見られるものです。
心房細動の自覚症状は動悸ですが、発作性心房細動と慢性の持続性心房細動があります。
どちらも脳梗塞などの心原性由来の脳塞栓を引き起こす原因となるので注意が必要です。
脳梗塞の原因の1/3を心房細動が占めると言われているぐらいです。
心房細動では心房部分が小刻みに震えるためそこで血流がよどみ、血のかたまりができやすくなります。
血のかたまりは血液の流れに乗って脳の血管につまり、脳塞栓による脳梗塞になります。
心房細動による脳梗塞は動脈硬化による脳梗塞よりも梗塞の範囲が大きく、重症になりやすいといわれています。また何度も脳梗塞を繰り返すことが特徴ですのでしっかりした治療と再予防が必要です。
心臓弁膜症や心不全を起こす心疾患があると心房細動になりやすいと言われています。
また、虚血性心疾患や心筋症、高血圧などに合併することもあります。
発作性心房細動は、飲酒、睡眠不足、激しい運動、肥満、過労、ストレス、暴飲暴食、低カリウム血症などが引き金になると言われています。
慢性化した心房細動はほとんど元に戻りません。
脈拍数が多い場合は、それ自体で心不全になりますので、心拍数をコントロールする薬が使われます。
心拍数コントロールのために「ジギタリス」や「β遮断薬」を使い、動脈塞栓予防のために「抗凝固薬」や「抗血小板薬」を使います。
心房細動があって、脳梗塞になりやすいと判断された人は予防のための薬ワルファリン(商品名:ワーファリン)を飲み続けることになります。
脳梗塞になりやすい心房細動の患者さんとは、「脳梗塞を起こしたことがある人」、「心不全」、「弁膜症」、「肥大型または拡張型心筋症」、「ペースメーカー植え込み」、「虚血性心疾患」、「高血圧」、「糖尿病」などを合併した人たちになります。なお、年齢も動脈塞栓の危険性に影響する大きなファクターです。
ワルファリン療法は、脳出血などの出血性合併症、定期的な血液検査が必要なことなどから管理が面倒なことにより、特に非医師はいまだに消極的です。
しかし、現在では、心房細動の動脈塞栓の予防にはワルファリン療法が世界の標準となっています。
ワルファリン療法は、「きちんと管理すれば副作用の危険性よりは、恩恵のほうがずっと大きい」と考えられます。ただし、あくまでもきちんと管理できることが条件です。
ワルファリンの適量は、食事の種類や量、体質などによっても変化するので、定期的に血液検査(PT-INRまたはトロンボテスト(%))を1か月に1回ぐらいの頻度で受けなければなりません。
また、ビタミンKを多量に含む納豆、クロレラ、青汁などの食品はワルファリンの効果をなくしてしまうので、摂取しないように指導されます。
一方、ホウレンソウやブロッコリーなどの緑物野菜もビタミンKを含みますが、普通に食べる回数・量ではほとんど問題になりませんが、多く食べすぎないことが大事です。
きちんと食事管理すれば、脳塞栓症も決して怖くない病気なのです。また、多くの消炎鎮痛剤をはじめ抗生
物質、抗がん剤などの治療薬が併用によりワルファリンと相互作用を起こすてワルファリンの作用が減弱したり増強されたりしますので併用薬には注意が必要です。サプリメントでも相互作用を起こします。
ワルファリン服用されている場合は医師、薬剤師にはワルファリンを飲んでいることを必ずお伝えすることが大事になります。
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