2010年08月のエントリー一覧
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オロット酸(ビタミンB13)
オロット酸(ビタミンB13) (1)肝臓の障害や早すぎる老化を予防します。 肝臓障害や早すぎる老化を予防するはたらきがあると、推察されています。(2)葉酸やビタミンB12の代謝を助けます。 オロット酸はビタミンと似た作用をもちますが 体内で合成されるため必須ではなく 正式にはビタミンとされず、厳密にはビタミンではなく、ビタミン様物質です。水溶性でビタミンB13とも呼ばれ、葉酸やビタミンB12の代謝にはたらいて...
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イノシトール:抗脂肪肝ビタミン
イノシトール (抗脂肪肝ビタミンとも呼ばれるビタミンB群の1つ) イノシトールはイノシットとも呼ばれている水溶性のビタミン様物質です。植物中では遊離型のイノシトール又はそのリン酸エステル体(フィチン酸)として存在しています。一方、動物体内ではイノシトールまたはイノシトールリン酸の形で存在しています。一般に食品添加物(強化剤)として利用されています。俗に、「脂肪肝や動脈硬化を予防する」、「脳細胞に栄養を与...
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ビタミンQ:(コエンザイムQ10)
ビタミンQ(コエンザイムQ10) (1)ビタミンEに匹敵する抗酸化作用を有し、ビタミンEよりも効果が速くて持続します。コエンザイムQ10は、1957年に始めて抽出され、1970年には抗酸化作用があることが証明されました。ほかにも、免疫力を強くする働きや運動能力を向上させる働きなどさまざまな作用をもっていることがわかってきています。 2)細胞内ミトコンドリアにおいて酸素の利用効率を高めます。私たちの身体の細胞の中...
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ビタミンE/トコトリエノール
ビタミンE/トコトリエノール (1)リン脂質(細胞膜の構成成分)に含まれる不飽和脂肪酸の酸化を抑制し、過酸化脂質の産生を抑制します。 (2)LDL-コレステロールが酸化LDLになるのを抑制します。 (3)トコトリエノールはビタミンEの一種で抗酸化作用は、α-トコフェロール(従来のビタミンE)の10~50倍強いです。 トコトリエノールの抗酸化作用はトコフェロールの50倍です。 従来のビタミンEの中では、αトコフェロールが...
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ビタミンC
(1) 抗酸化作用があります。 (2) コラーゲンの生成を促進します。不足すると細胞の融合が弱まり壊血病で出血を誘発します。 (3) 免疫力を強化します。「白血球」の働きを強化します。 (4) 抗がん作用があります。がん誘発物質ニトロソアミンの体内生成抑制作用、インターフェロンの生成促進によりがんの発生を抑えます。 (5) その他:メラニン色素の生成抑制。鉄の吸収促進による赤血球の合成促進などがあります。 ...
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ビタミンB2、ビタミオンB6、ナイアシン(ニコチン酸、ニコチンアミド)
1.ビタミンB2(1)糖質・脂質の代謝を促進します。 (2)エネルギー消費量の多いスポーツマンや、妊娠中の女性、成長期の子供に有効です。 (3)不足すると皮膚・粘膜疾患(口内炎、口角炎、舌炎その他粘膜部位の炎症)が生じます。 ビタミンB2を多く含む食品 納豆、鰻の蒲焼、各種レバー 、牛乳 2.ビタミンB6 (1) タンパク質や脂質の代謝を促進します。 (2) 月経前症候群(不定愁訴)の治療に有効です。(エストロ...
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カプサンチン:ビタミンAの仲間
ビタミAの仲間カプサンチン(カロチノイド) カプサンチンの抗酸化作用の強さは、β-カロチン以上であり、リコピンとほぼ同等です。このことから、カプサンチンにも、がんや脳血管疾患、心臓病といった、生活習慣病を予防する作用が期待できます。 カプサンチンの主な作用のまとめ (1)強力な抗酸化作用が認められており、その作用はβ-カロチンの1.5~2倍、リコピンとほぼ同等です。 (2)体内に吸収された後、血液中では、HD...
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β-カロチン(プロビタミンA):ビタミンAの仲間 -改訂
β-カロチン:プロビタミンA β-カロチンは吸収されるとビタミンAになる(カロチノイド)ためプロビタミンとも呼ばれます。カロチンにはα、β、γの3種類のタイプがありますが、食物中に含まれるカロチンはほとんどがβタイプです。 現在、500種以上もあるカロチノイドは全て、中心となる基本構造が同じであることから、すべてのカロチノイドはβーカロチンから変化したものであると考えられています。 β-カロチンの主な作用のまと...
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ポリフェノール類(ファイトケミカル フラボノイドグループ)
ポリフェノール類 (1)すべてのポリフェノールがビタミンEより強い抗酸化作用を有し、細胞内でも細胞間でも細胞膜上でもオールラウンドに作用します。 (2)ポリフェノールは2つ以上のOH(水素基)がついたフェノール環構造をもつ分子の総称です。 (3)赤ワイン中のポリフェノールはタンニン、カテキン、アントシアニン、リスベラロールなどです。 赤ワイン、バナナ、マンゴー、ブルーベリー、しゅんぎく 1)アントシアニ...
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フラボノール類(ファイトケミカル フラボノイドグループ)
フラボノール類 1)ケルセチン(フラボノール) 玉ネギの苦味にはケルセチンというポリフェノールが含まれています。このケルセチンは脂肪排出を助ける働きに優れており、血圧を下げる働きももつことがわかっています。 タマネギの苦味=ケルセチン(フラボノール系ポリフェノール) ケルセチンはポリフェノールの中でも特に脂肪吸収阻害(抑制)効果が強く、体内の脂肪を排出するサポーター的働きをします。 ...